スマートホンでの撮影が日常化して、沢山の名作も生まれていますが、一般の方でもちょっとだけ気をつけるとぐっとレベルが上がる注意点を「レタス」という言葉で説明します。
1.レタスのレは「レンズを拭け!」
スマートホンで撮影した時、なんとなく画面がぼやけていたり強い光の場面で光源から斜めに光の帯がでていて見にくいことがありませんか?この場合概ねレンズの汚れが原因です。スマートホンのカメラの部分を見てください。
べったり指紋が・・・
これでは良い写真が撮影出来るはずもないですね、
レンズクリーナーなどを使って撮影する前にかならず拭き上げるというのが基本ですが、普通の人は持ち歩いていないのでティッシュなどで代用しても構いません。その場合はレンズを傷つけないようにあまり強くはこすらない事。軽く拭き上げても汚れが落ちない場合は、油脂性の汚れであることが多く、その場合はクリーナーを使ったほうが安心です。
100円ショップなどでメガネクリーナーなどが売っていますのでそれを使ってもOK。
手元にティッシュが無いときはシャツの一部などで強引に拭いたりすることもありますが、最近のスマートホンのレンズ部分は簡単には傷が入らないので、緊急時にはそれでもいいでしょう。
とにかく、レンズが汚れていてはピントも甘く露出にも影響しますので、撮影するときはレンズのチェックは必須です。
2.レタスのタは「タップしろ!」
これも基本中の基本ですが、スマートホンの場合、撮影はカメラ側で明るさやピントの位置を判断してその値でシャッターが切れます。だからシャッターさえ押せば適正に近い条件での撮影が可能となっていますが、完全全自動に頼れば例外に対処出来ません。
このため、スマートホンカメラには画面をタッチして、そこの明るさやピントを撮影の基準にするというタップ機能が搭載されています。
これを使うのと使わないので大きな差が生まれます。
よって、対象となるもの(被写体)をタップしてそれがきれいに撮れる様に心がけましょう。
3.レタスのスは「すぐに撮るな!」
被写体にスマホを向けてすぐにシャッターボタンを押す人も多いのですが、できれば一呼吸置きましょう。やるべきことは以下の3つ。
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構図を考える
画像全体の配置のバランスがいいかどうか?をまず確認します。人物は切れていないのか?被写体の位置はそこでいいのか?
スマートホンの場合は、ズームを使うと画質が落ちる場合もあるので、基本は自分が動いてい一番いい構図を探します。
「自分で動いて決める」これが重要です。また、画面が水平かどうかも結構気になります。意図があって斜め撮りするというのはありですが普段の撮影で水平が狂っていると無意識的な違和感を与えるのでそのへんも気をつけましょう。 -
タップして明るさとピントを調整する
先に説明したように明るさやピントを調整します。 -
シャッターチャンスを待つ
特に人物撮影の場合は、笑顔を待つとか色んなシャッターチャンスがありますので、それを待って撮影したほうがいいでしょう。また、失敗することも前提で大事な写真は複数枚撮影してください。
以下の写真はタップせずに背景にピントが合ってしまった場合とタップして対象にピントを合わせた場合です。
以下の写真はレンズが汚れていて光源の周りにフレアないしゴーストと呼ばれる光の帯がでた例です
4.撮影全般について
読んでいただくとわかるようにこれらの注意点は一般のデジカメでとも共通するものです。これらの観点での所作は文字にすると面倒くさいと感じるかも知れませんが、この一手間を掛ける事で写真の質がぐっと向上します。