柔らかい明るい感じで写真を仕上げたい場合、通常露光で撮影したも写真から加工する場合があります。
最初から露出オーバーで撮影するという考え方もありますが、それでは残念ながら、撮影時に明るい部分が露出オーバーとなって、階調自体が無くなってしまう可能性が出てきます。
ですから、元写真はできるだけ階調を残すほうが後処理では有利です。
明るめの写真を作りたい場合は、HDR等で、階調自体を先に確保して、その後加工したほうが良い場合も出てくるでしょう。
1.通常の明るさの写真
2.露出設定のみで明るくした場合
実際の写真はこちら
露出だけの変更だと、明るいところ(桜の花びらなど)の階調が失われています。そこで、露光量のパラメータは触らずトーンカーブで調整します。
3.トーンカーブで調整したもの
実際の出力サンプル
上記のように、ハイライト部分を一旦抑えて、全体を少し明るくします。この時点で加工の方向性が確定されます。
4.最終調整
ここまで出来たら、後は全体のニュアンスを考えながら色合いや細かい調整を行います。下記写真では、全体の明るさの再調整と彩度のアップ及び、花びらの部分に単独スポット修正を施し、シャープネスをなどをアップしました。