写真を加工するためのPhotoshopフィルタで常用しているのがTopazというフィルターだ。

この開発元のフィルターには何種類かあるがその中でも使用頻度の高いのがTopaz Adjustというフィルターである。そのプリセットファイルのいくつかの効果をギャラリーにまとめたので参考にしてほしい。

topaz1

元画像は以下の画像。

master

 

低照度における写真撮影に関しては、ノイズとの戦いでもあります。そこで、これらのノイズを何枚からの写真からソフウェアー的に低減するアプリPhotoAcuteによるテストをしてみました。使ったのはトライアル版ですので画像にテキストが入っていますが、その差は十分に分かると思います。

使用した元データは3枚のJPEGです。

元データ

thumb DSCF0783

thumb DSCF0784

thumb DSCF0785

上記から合成したものが以下の写真です。

DSCF0783-DSCF0785 640

 

確かに山の積雪が残る斜面などは非常に良くノイズが取り除かれています。しかし、当然のことながら動いている雲や星などは厳しいですね。星の部分をみて頂くと、3枚から作ったために星自体が3つあります。

それぞれの写真から元データにリンクしていますので拡大してご確認下さい。

夜の写真を上手に撮るためには、いくつかの問題をクリアしなくてはいけません。撮影時の注意点をメモしておきます。対称となるのは明かりの少ない自然の情景などの撮影の場合です。

 

露出に関して

基本的に露出はマニュアルで行います。以下に参考例を書いておきます。
 ISO 400
 F値 4 
 シャッタースピード 15秒から30秒

上記は、あくまでも満月に近い晴天時の参考値です。長時間露光ノイズリダクションがついてるカメラはONにしておきましょう。色んな値で試してみる必要がありますが、ISOを上げ過ぎるとノイズは間違いなく上昇します。これは昼間より極端にでる可能性が高いので、各自のカメラによって最適値を見つけて下さい。

ノイズに関して

低照度における偽色などのノイズはカメラ本体の性能に依存します。このために事前のテストが必要でしょう。それなしに撮影しても良い結果にはつながりません。

手ブレに関して

これに関しては三脚を用意して下さい。できれば電子レリーズなどもあったほうがいいです。

ピントの設定

これもマニュアルでないと難しいですね。といっても確認画面では、画像が暗くて見えない場合も多いです。街灯などの明かりがある場合はそこにフォーカスして合せます。AFアシストと呼ばれる機能があると便利です。この点、一眼レフには、ライブビュー(一般のデジカメみたいに液晶に撮影画面が表示される機能)がないとピントがつかめない事も多いです。この点ミラーレスの方が合せやすと思います。

ただ点光源がない場所だと逆にミラーレスでは無限大に合わせるのが困難になります。その場合は一眼レフで無限大が固定されているレンズを使う必要があります。(通常のデジタル系のレンズは、ピントリングがぐるぐる回って、どこが無限大かわからないし、それが表示される機種でも確実ではない) 

ホワイトバランスの設定

ホワイトバランスはできればケルビン設定で撮影します。ケルビンとは色温度の事になりますが、それが出来る機種でないと、色の細かい調整が出来ません。オートで撮影して良い結果が出る場合もありますが、できれば月の色、概ね、3500~4000Kに合わせます。太陽光で撮ると、赤っぽくなり、白熱球だと青っぽくなりすぎます。 

これら条件を総合するとミラーレス一眼ないし、一眼レフでの撮影が基本になるでしょう。

 

撮影サンプル

 
 

これはもう正直言って、多すぎてなんとも言えない。さらには、私自身それほど多くの場所に行っているわけではなく、もっともっと沢山の場所を探さねばと思っている。しかし、下記のGoogleマップから私が撮影した一部の写真が確認できるので参考になればありがたいと思う。

http://kumamoto.photo/archives/map.php?/category/7

今日は、仕事を終えたあと俵山展望所に向かい月夜の写真を撮影してきた。まだ今の時点ではまとめていないのでアップされていないが、アップした後改めて報告したい。